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一宮市市民活動センター通信2020年3月

一宮市市民活動センターの「6期生NPO支援活動報告会」参加記事と活動訪問インタビューについての記事をセンターのブログへ掲載されました。

紹介ページ
http://138cc.sblo.jp/article/187319328.html

目次

企業人ならではの知識やスキルをNPOへの支援に【団体紹介特別編】プロボノ報告①
NPO法人おさんぽや×大同メタル工業株式会社

プロボノとは?(特定非営利活動法人中部プロボノセンターHPより)

 社会人が自らの専門知識や技能を活かして参加する社会貢献活動。「公共善のために」を意味するラテン語「Pro Bono Publico」を語源とすることばで「社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや専門的知識を生かしたボランティア活動」を意味します。

NPO法人おさんぽやとは

 子どもとその親、子育てに関わる全ての人に対して、環境教育や子育て支援に関する事業を行い、孤独になりがちな子育て環境や子どもが育つ中で起こる問題の改善や解決を図り、時代と共に変化する子育て環境に対応しつつ、家庭や地域全体で子どもを育てる力の向上に寄与することを目的に2019年6月にNPO法人化。
 おさんぽ会事業(親子さんぽや2歳~年長の野外預かりさんぽ)、食育事業(管理栄養士監修の親子に優しいランチ会や講師によるお茶会を毎月開催)、子育てイベント事業(保育士、助産師、看護師、学校の先生など専門性の高いスタッフがいます)、子育てまちづくり事業(お寺さんぽや防災を通して、いざというときに助け合えるネットワーク作り)に取り組んでいます。

2020年2月1日(土)大野極楽寺公園で行われた打合せにうかがいました。

 プロボノが入ることで、現在に至る団体活動の精査や未来に向けて具体的にビジョンを立てるなど、市民団体と企業が団体の活動について一緒に考えていきます。市民団体としては、企業のプロフェッショナルなスキルが入ることで更にステップアップする機会でもあります。

子育てに役立つ冊子づくりに向けて

 今回のプロボノプログラムでは、子育てに役立つ冊子づくりに向けて活動しています。一宮市内の子育て世代に役立つことを軸に、市内子育て団体と連携して、各団体のイベントをカレンダーとして紹介。イベントの中に必ず防災の時間を盛り込むなどして、おさんぽや独自の冊子づくりに取り組んでいます。
 大同メタル工業のプロボノとの打ち合わせでは、先回の打ち合わせ後に訪れた九州の災害母子支援センターの報告や一宮市内の企業がつくる防災食の試食、防災の冊子制作に向かっての概要やコンセプト、キャラクター設定、市内団体との連携の確認など様々なことを検討しました。また2月末のプログラムの成果発表会に向けて、今までの流れを振り返って修正やまとめも行っていました。

訪問してみて…

 プロボノが入ることは、期待などワクワクする一方、市民団体としては「何か言われるのでは?何かが変化してしまうのでは?」と不安もあったのではないかと思いました。とても勇気のある決断です。しかし、実際に訪れてみるとミーティングの様子は和気あいあいとしていて、企業と市民団体の垣根は全く感じられませんでした。プロボノスタッフの方は、打ち合わせだけでなく、おさんぽやの日常活動に見学や体験をされていたそうで、家族のような雰囲気もありました。3月にプログラムが終了します。名残惜しさも感じて、半年間で育まれた温かい関係がとても素敵でした。

(スタッフ安田)

大同プロボノプログラム

 大同メタル工業株式会社が、創立80周年を契機として、地域社会の課題に取り組んでいるNPO団体を資金面で助成するとともに、大同メタル工業の社員が仕事で培ったスキル、経験等を活かし、プロボノとして支援するプログラムです。
(特定非営利活動法人中部プロボノセンターHPより)

企業人ならではの知識やスキルをNPOへの支援に【団体紹介特別編】プロボノ報告②
保育楽しも~会×NPO法人中部プロボノセンター

保育たのしも~会とは

 保育士の仕事は、それぞれの家庭の大切なお子さんをあずかり、健全な成長を援助していくことです。しかし昨今は様々な状況におかれている忙しい保護者に代わり、全面的にお子さんの生活を支えることが重要になってきており、幅広い知識と高度なスキルが要求されるようになってきました。またその知識やスキルは、保育士個人の努力に期待されていることが多く、忙しい勤務体制の中では、同僚と学び合うことも難しいのが現状です。いろいろな垣根を越えた保育士たちがつながりあい学びあうことで、楽しくやりがいのある仕事にしていきたいと考えています。

2019年7月20日(土)活動の様子をうかがいました。

 一宮市市民活動支援センターの会議室内で保育楽しも~会代表の伴野さんが制作した保育に役立つグッズの体験をしていました。3名の保育士の方が参加。他にお手伝いで2名の方とそのお子さん2名(小学生)、プロボノ4名の方がいて賑やかでした。
 皆さん机に並べられている手作りグッズを実際に手に取り触ってみたり、団体や他の参加者の方と話したりしていました。参加者の中には、ご自身で制作したものを伴野さんに見てもらいアドバイスを受けている方もいました。

保育楽しも~会 代表:伴野さんへインタビュー

プロボノに入ってもらった感想は?
  • 保育士視点では見られない様々な意見がもらえてすごくよかった。
  • 特に活動を知ってもらうためのヒントをもらえたのがよかったと感じる。
プロボノと協力して解決したいことは?
  • 課題はたくさんある。例えば、活動を開催する回数が少ないので、開催候補日の 出し方や目的をもう少しはっきりさせることなど。
  • プロボノに入ってもらって課題が表面化して見えてきた。

プロボノ4名へインタビュー

プロボノに参加されたきっかけは?
  • 実際にプロボノ活動に参加してみて、社会に対する問題をしっかり見てみたいと思ったから。
  • 会社自体がCSR活動の推進に積極的であり、支援を通じて人と繋がり成長につなげたいと考えたから。
実際に市民活動に参加された感想は?
  • 直接現場で話をすることによって見える事、伝わってくることが違ってきた。
  • 損得勘定抜きで動く人のモチベーションが高いことを改めて知った。こういったところに人が集まる事がすごいと感じた。
  • 保育士支援のイメージがつかなかったが、現場を見て保育士が抱えている問題が見えてきた。この活動がもっと広まってほしい。
  • 伴野さんと直接お会いしたことでエネルギーを感じた。来てよかった。
  • サービスを提供する人される人を実際に見ることができてよかった。伴野さんの活動が保育士の助けになっていることを再確認した。
2020年1月11日(土)「プレミアムプロボノプログラムin東海」報告会に訪問しました

 NPO法人中部プロボノセンターで報告会がありました。保育楽しも~会と刈谷市のNPO法人かきつばたの会のプロボノが半年間の活動報告を行いました。その後交流会もあり、団体やプロボノ、企業、中間支援機関など、さまざまな立場の参加者と交流、情報交換などを行いました。

プレミアムプロボノプログラムin東海

 プロボノが支援に入ることで、団体の課題や悩みに対し、企業人の専門知識やスキルを活かしたアドバイスや支援を受けられるだけでなく、性別、年齢、立場等の違いから、団体メンバーだけでは気づかない視点の意見やアドバイスをもらえたり、新たな人脈やネットワークとつながることができたりします。また、団体を知らないプロボノへ活動の説明をすることで、団体の活動が明確になり、わかりやすく伝える力が高まります。

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