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平成29年度 大学生・社会人ボランティア普及啓発事業 (プロボノ2017in愛知)

平成29年度 大学生・社会人ボランティア普及啓発事業(プロボノ2017in愛知)
実施結果報告書

1 事業目的

社会課題解決の担い手として期待されるNPOの中には、財政的基盤が弱く、専門的な知識が不足しているNPOがあり、協働事業の更なる実施のためにはこのようなNPOの組織力の向上が求められている。 そこで、大学生・社会人ボランティアの活用により、NPOの人材確保を支援し、更なる社会貢献活動の促進を図ることを目的として、普及啓発セミナーの開催やプロボノ派遣の実施、普及啓発用の作成などに関する業務を行う。
 ■事業実施期間  平成29年5月19日~平成30年3月23日

2 実施概要

  当該事業として、以下の取組みを行った。

  • 社会人や大学生を対象に、ボランティア(プロボノ)の意義や活動内容などの普及啓発に関するセミナーを開催すること  (7月から8月を想定、県内で3回、1回2時間程度)
  • プロボノの受入を希望する県内NPOから課題解決してほしいテーマを募集・選定すること(5~6団体)
  • 課題解決に向けてプロボノを募集するとともに、NPOへの派遣前に事前研修を実施すること(30名程度)
  • 受け入れを希望する県内NPOとプロボノとのマッチング・グループ編成・NPOへの派遣を企画・運営すること (派遣期間は9月~2月を想定、月に数回程度(土日を想定))
  • 派遣したプロボノと受け入れたNPOからの評価を集め、プロボノを活用した更なるNPO支援に向けた分析を行うとともに、活動報告会に参加
  • 「プロボノ」を始めとする、社会人ボランティアの取組を県内市町村に広げるために、取組事例やプロボノ派遣に関するコーディネーターのやり方などをまとめた普及啓発用冊子を200冊以上作成すること

3 実績

3-1 社会人や大学生を対象に、ボランティア(プロボノ)の意義や活動内容などの

普及啓発に関するセミナー開催

 (1)募集期間、募集数

①募集期間:平成29年6月~7月末  
②対   象:社会人、大学生、大学院生
③募集人数:各地区会場 30名

(2)セミナー開催 (3地区)

①開催内容:プロボノ事業について関心のある社会人や大学生に下記の説明をして、啓発をする 

 ・新しい社会貢献としてのプロボノとは ~自分発見をしませんか~
 ・私がプロボノに参加して得たものは何か・・・・・「プロボノ2016in愛知」に参加したプロボノメンバーより体験報告

②募集数

各地区会場 30名 ※開催時間:18:30~20:30 (2時間)

③地区毎の開催日程と参加人数(実績)及び評価

会場

実施日

申込者数

参加者数

(内、学生数)

アンケート結果

プロボノに参加してみたい(人)

評価

(理解度5段階)

名古屋会場

7月28日

33

26(5)

4.3

半田会場

7月31日

12

12(0)

4.3

刈谷会場

8月2日

21

16(1)

4.6

合計

66

54(6)

11

平均4.4


(所感)

参加者が社会人48名、大学生6名でした。新しい社会貢献としてのプロボノに興味を待って参加申し込みをされた皆さんですが、今の社会課題について、漠然として知っていても、セミナーの中で日本社会が抱えている課題について、新たな発見、再認識したとことが良かったと思います。
又、プロボノについて聞く方が多かったですが、プロボノの意義を理解し、ほとんどの人が、実際のプロボノ活動に参加していただき、効果の高いセミナーになりました。

3-2プロボノの受入を希望する県内NPOから課題解決してほしいテーマを募集・選定

NPO団体向け募集期間、募集数

(1)募集期間、募集数

①募集期間:平成29年8月初旬~9月15日(金)  

②募集数:5団体

(2)NPO団体応募実績

19団体 (内名古屋:15団体、豊橋:1団体、尾張地区:2団体、知多地区:1団体) 

(3)NPO団体選定委員会 

①日時:10月2日(月) 14:00~15:30

②場所:ウイルあいち NPO交流プラザ 会議室

③選定委員: 椙山女学園大学  水野 准教授、 愛知県県民生活部 山口主幹、

          NPO法人中部プロボノセンター  戸成代表理事  以上3名

④選定団体数と選定方法: 

・団体数:5団体

 ・選定方法:

応募19団体を事前に選定委員は、公益性・組織体制・社会課題性・問題意識・発展性の観点で

評価して、点数付けをしている。団体の規模や、計画通りの活動がされているか、社会課題への

取組み意識などを確認し、3名の総合得点の高い順に個別に審議し、全員の総意で決定した。

 ⑤選定団体

               ・NPO法人ボラみみから情報局

               ・NPO法人全国こども福祉センター

               ・認定NPO法人名古屋NGOセンター

               ・NPO法人名古屋ICDS

               ・NPO法人だいこんの花

 

 (所感)

愛知県のプロボノ事業も3年目を迎え、NPO団体へのプロボノの意味、必要性が認識され、19の団体の申し込みがあり、浸透してきました。ヒヤリングでも、初年度の頃のような、プロボノをNPO支援の便利屋さん的な理解ではなく、組織基盤強化のチーム支援の理解が進みました。反省点として、団体の実情について、書類やヒヤリングではわからない実態について、現地調査の必要性を感じました。選ばれた中で1団体が、事務局と代表との意識ギャップから支援中に問題が顕在化しました。

 

3-3課題解決に向けてプロボノを募集するとともに、NPOへの派遣前に事前研修を実施すること

  • プロボノ募集期間、募集人数

①募集期間:平成29年8月初旬~9月14日(木)  

②募集人数:30名

  • プロボノ応募実績: 30名

①社会人  25名

②大学生   5名            

  • ボランティア(プロボノ)希望者向け事前研修開催(2回)

①開催日時: 9月17日(土) 13:00~17:30 ※台風接近のため中止、後日資料配布

  10月14日(土) 13:00~17:30 (講師:岡本一美氏、久野美奈子氏)

②開催場所:日本陶磁器センタービル 4階 多目的ホール

③開催内容:地域福祉とボランティア、社会起業家の育成からみたNPOの困りごとの引き出し方

④プロボノ理解度:4.4点(5点満点)

(所感)

 2回の研修を行う計画であったが1回目が台風の接近の為中止となり、2回目の研修の授業時間を見直して、1回目でやる研修をダイジェストで組み込みました。市民が活躍する社会、NPOの役割、活動事例、プロジェクト管理を学びましたが、プロボノでNPO支援に入る場合この意識の変革が絶対必要と思われます。他のプロボノ事例でうまく行かないのはこの部分が欠けているからだと思われます。

3-4 受け入れを希望する県内NPOとプロボノとのマッチング・グループ編成・NPOへの派遣

  • プロボノ&NPO合同研修会

①開催日時:10月29日(土)13:00~17:00

②開催場所:ウインクあいち 1003会議室

③参加人数:プロボノ支援先NPO団体 5団体、 プロボノ 25名

④内   容:・グループ編成

・NPO団体とプロボノとの顔合わせ

・研修;《環境分析》3C分析、SWOT分析

 《演  習》 問題整理シートによる「課題分析」

⑤プロボノ理解度:4.4点(5点満点)

 

 (2)各チーム毎キックオフし、活動開始(10月末~2月)

①情報共有はサイボウズを活用して活動

②活動先での団体とのミーティング

 (3)中間報告会実施

①開催日時:12月23日(土)13:30~16:30

②開催場所:ウインクあいち 1007会議室

③参加人数:プロボノ支援先NPO団体 5団体  プロボノ 25名

④内   容:・チーム進捗状況

・困りごとへの相談

・ゴールへの方向性確認

・チーム毎のコーディネーター参加 (中部プロボノセンターのスペシャリスト) 4名:前倉、桶田、森、和田

(所感)

プロボノとNPO団体との合同研修では、3C分析、SWOT分析、問題整理シートを使用して、団体の理解、問題から課題への変換を行いましたが、二つの目的を達成することが出来ました。一点は合同研修を通じて、プロボノが支援に入る団体の現状を理解し、一緒に問題を整理して課題への変換を行い期限までに何を成果とするかを明確にすること。二点目はプロボノと団体のメンバーとの人間関係を作る事です。

プロボノのNPO支援は一部転勤や家庭の事情で活動辞退のメンバーが出ましたが本当に熱心に取り組んで頂きました。中間報告会では4つの団体は問題から課題への変換が出来具体的ゴールが明確になりました。

但し1団体が、事務局と代表との考え方の相違が出てきてゴール設定が難しい状況になりました。

中間報告会から中部プロボノセンターのプロボノバンクにコーディネータースペシャリストとして登録しているメンバーが其々のチームにコーディネーターとしてサポートに付き支援がスムースになるように体制を強化しましたが、効果があったと思います。

3-5活動報告会への参加

①開催日時:2018年3月10日(土) 9:30~11:30

②開催場所:ウインクあいち 1103会議室

③参加人数:プロボノ支援先NPO団体 5団体、 プロボノ 21名

(所感)

プロボノ5チームと受入NPO5団体が揃って活動報告が出来ました。今回残念ながら1チームが受け入れ団体の都合により最終設定のゴールまで活動できませんでしたが、団体としての現状分析、課題を整理するところまで活動し報告することが出来ました。ほかの4チームは中間報告で決めたゴール設定に到達し、プロボノもNPO団体も成果を感じる良い報告会になりました。プロボノとしてはこれをもって支援は終了となりますが、引き続き個人で団体と関わっていく人達があり、報告会は終了でもあり、新たなスタートのもなりました。

 

3-6コーディネータトのやり方などをまとめた普及啓発用冊子作成

  「プロボノの手引き」作成  (別添参照)

(所感)

今回出来るだけ平易で使いやすいプロボノの手引きを目指して企画、編集を行いましたが、当初の企画通り20ページでデザイナーの協力を得て、視覚的に見やすく、且つ内容的にはプロボノ活動の具体的内容である、プロボノ支援の心構え、分析、問題整理、具体的事例を網羅することが出来ました。今後、愛知県下の基礎自治体がプロボノに取り組むときの良きバイブルになると考えます。

 

 

4.事業全体を振り返って (事務局からの総括)

愛知県の社会人による市民活動団体の組織基盤強化の取り組みとしてのプロボノin愛知も3年目を迎え、初年度のプロボノとはなんだろう?から「プロボノ」面白そう!自分でもできるかな?と変化し、NPO団体も最初は警戒心が強く、「プロボノ」団体が引っ掻き回される?お金がかかる?のから、積極的に是非当団体で受け入れたいとの声が出てきました。全国的に見ても、1DAYなどの動きは有りますがこれだけ本格的に研修を行い3~4か月のプロボノ支援のプログラムを行政が行っている事例はなく、先駆的な取り組みとして誇れるものだと思います。宮城県も視察に2回も訪れるなど、今後全国的に広がるものと思われます。プロボノの手引きは、これも全国的にも初の具体的手引きであり、今後、愛知県下の基礎自治体が其々の背景に中でその自治体に合った「プロボノプログラム」の導入に向け有効なツールと思われます。今後は、愛知県が県下の自治体に対して、市民活動団体の組織基盤強化の最も有効な取り組みとして紹介、推奨さていくことを望みます。最後に、今回の事業推進にあたり社会活動推進課の皆様にご指導、ご支援を賜りましたことに感謝申し上げます。  《※参考;全体を通してのプロボノの満足度 4.3点》

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