代表挨拶
「自分たちで地域を守っていく」時代の到来

代表理事 岩原 明彦
当法人は2013年の設立から12年が経過しようとしております。
中部圏の企業人の社会への参加と市民社会の主役であるNPOを支援することをミッションとし、様々な活動に取り組んでまいりました。
私は当法人の設立から参加をさせていただき、2024年から代表理事を担当させていただいております。
初めに自己紹介をさせていただきます。
愛知県の自動車部品メーカーに勤務し、1990年から30年以上にわたり人事総務部門において社会貢献、CSR、SDGsなどをテーマとする業務に携わってまいりました。
その間、阪神淡路大震災や東日本大震災などの未曽有の自然災害、気候変動や少子高齢化による様々な社会の歪、新型コロナウィルスによるパンデミックなどに遭遇するたびに企業と社会の関係性について考え、試行錯誤してまいりました。
こうした中で、25年近く前になりますが、新聞で目にしたコラムが思い出されます。
当時の慶応大学で教鞭をとられていた金子郁容さんという情報組織やネットワーク論の専門家の記事です。人はどういうときに社会との係りを意識し、ボランティアなどの自発的な活動に参加するのか、その結果本人にどのような変化が生まれるのかというものです。
活動への参加には人それぞれ様々な要因がありますが、多くの人が困難に遭遇することを自分との関係性の中から考え行動するというものです。
大きな自然災害の際には、多くの人が現地に行ったり、寄付や物資の支援に参加するのは、自分が災害に遭遇することとの関係性から思い行動を起こすというものです。
そしてその中から得た経験やネットワークが、多くの人の価値観や行動様式に大きな営業を与え、一生の財産として活かされていくことに言及されていました。
政治や行政では、自助、共助、公助という言葉がよくつかわれますが、社会課題が複雑化する中、私は、共助の広がりが最も大切になってくるのではないかと思っています。
中部プロボノセンターは、企業で働く多くの方に社会課題に気づき、共助社会への参加の第一歩を踏み出すきっかけとなっていただければと思っています。
そのために、共助社会の主体として活躍されているNPOとの連携活動に取り組んでまいりますので、これからも当会の活動へのご理解とご参加をよろしくお願いいたします。
中部プロボノセンター 代表理事 挨拶
岩原 明彦